最近、人工知能(AI)のアクセラレータとしてFPGAを活用する動きがある。なぜCPUやGPUに加えて、FPGAが人工知能に活用されるのだろうか。その理由を解説する。 連載目次 ハードウェア関係業界の内と外で、認識に大きなギャップがあるデバイスの1つに「FPGA(Field Programmable Gate Array)」というものがある。何かに付けてハードウェア業界では「FPGAで……」などという説明をするのだが、FPGAなどというものに親しみのない業界の外からすると何か煙に巻かれているような気がするようだ。 ところが、ハードウェア業界の内部では、「FPGAで……」などという説明で、みんな腑に落ちたような気持ちになる。それは業界内で普段からFPGAに慣れ親しんでいて、FPGAで何ができて、値段がどのくらいで、どういう用途に向いているか、といった大ざっぱな把握が共有されているからに違いない
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