2022年7月にオープンしたシェアスペース「ウィズスクエア・GLOXIA銀座」で、社会起業家を支えるコミュニティ「一般社団法人リエートス」が主催するイベントが開催されました。スピーカーは、「精神分裂病」の病名を「統合失調症」への変更を発案した、精神科医の高木俊介氏。重度の精神疾患の患者を地域のチームで在宅支援する傍ら、クラフトビールを醸造・販売する「京都・一乗寺ブリュワリー」を手掛けています。本記事では、精神科の病院で働く中で自分自身に感じた「変化」と、日本にはなかった医療制度に取り組んだ背景について語りました。 年を取れば、いずれ人は認知症になる 高木俊介氏:みなさんはきっと30代ぐらいだから、30年後の話かもしれませんけど、必ず認知症になります。今、50歳、60歳ぐらいの方、私と同じぐらいの方は「私は認知症にならないために脳トレしてるわよ」と言うでしょう。脳みそは筋肉ちゃいますから、ト
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