ソーシャルゲーム大手のグリーが14日発表した2013年6月期連結決算(通期決算)は、2008年の上場以来、初の減収減益となった。 従来型携帯電話向けゲームの課金収入の落ち込みを、スマートフォン(高機能携帯電話)向けゲームで補いきれなかった。 13年6月期連結決算では、売上高が前期比3・8%減の1522億円、営業利益は同41・2%減の486億円だった。 四半期別では、直近の4~6月期の売上高が前年同期比7・7%減の370億円、営業利益は同59・0%減の77億円となった。売上高、営業利益ともに3四半期連続で前年同期を下回っており、昨年全廃した「コンプガチャ」の影響で、課金収入が伸び悩んだことも影響した。