女子フィギュア浅田真央選手について、「見事にひっくり返った」「あの子は大事なときに必ず転ぶ」などと福岡市での講演で発言し、波紋を呼んでいる森喜朗元首相。 一部では、「発言の一部分だけ切り取り、失言したかのように見せるマスコミの手法はけしからん」との擁護の声も聞こえるが、それでも五輪開催中というタイミングでは軽はずみな発言であることは明白。また、これ以外にも「パラリンピックのために再び20時間以上もかけてソチに行くと思うと、暗い気持ちになる」といった趣旨の発言もしている。 こうした森元首相の失言騒動は、今に始まったことではない。首相在任中の「神の国」発言をはじめ、これまで数々の失言を残してきた、いわば“失言レジェンド”だ。 にもかかわらず、失脚するどころか、いまだに2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会会長のほか、日本体育協会、日本ラグビー協会など各競技団体の会長職を務めるなど、