脳の驚くばかりの進化がなかったとしたら、いまのような私たちは存在していないでしょう。しかし私たちの脳は、自分の最大利益になるとはいえないふるまいをする場合があります。そんな時には、このコントロールセンターからのメッセージが、すべて正確で役に立つわけではないことを思い出さなくてはなりません。 脳がまずい方向で作用する例を10個挙げ、その対処法を提言しましょう。緊急ではないことを緊急であるかのように仕立てる 「これは至急終わらせなくてはいけないんだ!」気がついてみると、職場の誰か(特に上司)があなたに何か新しい仕事を依頼する時は、ほとんどいつでも決まって急を要するようです。でも、本当でしょうか? 多くの仕事は、重要ではあっても差し迫ったものではありません。緊急性を重要性から切り離すことは、私たちの脳が本来得意としていることではないのです。 対処法:これは本当に緊急を要するものかどうかを、自分に