「この10年で最大規模となるプラットフォームの進化だ」。インテルは、7月に開催した製品発表会で新しいサーバー向けCPU「Xeonスケーラブル・プロセッサー」について、そう表現した。確かにラインアップは大幅に変わった。約20年続いているXeon(ジーオン)ブランドこそ変わっていないが、「スケーラブル」の名称を付けたほか、今回から新たに「Platinum」「Gold」「Silver」「Bronze」というサブブランドを導入。一気に51モデルを投入した。 販売施策だけでなく、新Xeonは中身も大幅に変わっている。インテルは製品発表会において「データセンター向けに最適化」という言葉を何度も使って改良点をアピールしていた。最大のポイントは、コアの接続形態を従来の「リング」から「メッシュ」に切り替えたことだ。これにより、コア間のデータ伝送の遅延を大幅に抑えられるようになった。 世代交代を迎えた新Xeo