パラパラめくると絵が動く「パラパラ絵本」のシリーズが、東京の雑貨店などで人気を集めています。「手の中のアニメーション」のような作りが評判を呼び累計30万部を超えるヒットになっていますが、その陰には、企画から出版まで4年以上かけた小さな出版社の大きなこだわりがありました。 パラパラ絵本は、ページをめくっていくとアニメーションのように絵が動くしかけで、手の中にすっぽり入るほどの小さな本です。 目から白い光線を出す怪人や、そりで登場するサンタなど、描かれる題材はさまざまです。 値段は1冊1000円ほどしますが、東京都内の雑貨店では1週間に100冊以上売れる人気商品となっています。 手作りの感動量産の壁 パラパラ絵本を作ったのは京都で主に美術関係の専門書を出している、従業員22人の小さな出版社です。 4年前、あるアーティストがイベントに出した手作りのパラパラ絵本が、編集者の目に留まったことをきっか