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ブックマーク / www.haizara.net/~shimirin (1)

  • 声 「非戦」を読む

    君死にたまふことなかれ  与謝野晶子 (1878〜1942・大阪生まれ) ――旅順口包囲軍の中に在る弟を嘆きて あゝをとうとよ、君を泣く、 君死にたまふことなかれ、 末に生れし君なれば 親のなさけはまさりしも、 親は刃をにぎらせて 人を殺せとをしえしや、 人を殺して死ねよとて 二十四までををそだてしや。 堺の街のあきびとの 旧家をほこるあるじにて 親の名を継ぐ君なれば、 君死にたまふうことなかれ、 旅順の城はほろぶとも、 ほろびずとても、何事ぞ、 君は知らじな、あきびとの 家のおきてに無かりけり。 君死にたまふことなかれ、 すめらみことは、戦ひに おほみづからは出でまさね、 かたみに人の血を流し、 獣の道に死ねよとは、 死ぬるを人のほまれとは、 大みこゝろの深ければ もとよりいかで思(おぼ)されむ。 あゝをとうとよ、戦ひに 君死にたまふことなかれ、 すぎにし秋を父ぎみに おくれたまへる母ぎ

    takuya5455
    takuya5455 2009/08/10
    君死にたまふことなかれ  与謝野晶子(1878~1942・大阪生まれ) ――旅順口包囲軍の中に在る弟を嘆きて    あゝをとうとよ、君を泣く、    君死にたまふことなかれ、    末に生れし君なれば    親のなさ
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