概要 IEEE 1394(FireWire)とは、コンピュータと周辺機器やデジタル家電などをケーブルで接続するための通信規格の一つ。最大で63台の機器をデイジーチェーン(数珠つなぎ)接続またはツリー接続することができる。転送速度は初期の規格では100Mbpsだったが、その後3.2Gbps(3200Mbps)まで高速化されている。 機器を動作させたままケーブルを抜き差し(ホットプラグ)することができ、通信ケーブルを介して電力を供給することもできる。コンピュータと周辺機器の間や、テレビやデジタルビデオレコーダー、デジタルビデオカメラなどの間を接続する通信規格として用いられた。 1990年代後半の登場当初から特許の権利処理の煩雑さやライセンス料の問題が指摘され、対応機器を投入するのは大手メーカーが中心だった。高速なデータ伝送を必要とする映像関連機器などを中心に一定の普及を見たものの、2010年代