アフリカ南部、ボツワナのオカバンゴ・デルタ。サファリツアーにやってきた観光客が乗る車に、好奇心旺盛な若いヒョウが近寄り、観光客の靴を噛んだり触ったりした。映像にあるように、大けがに遭う人や死者は出さなかったが、専門家たちは「違う結末を迎える可能性が十分あった」と野生動物に近づき過ぎないよう警告する。 観光客の安全に責任を持つトラッカー(案内役の現地スタッフ)は、ヒョウが車に近づいてきたとき、ヒョウを驚かせないよう、じっとしているよう指示したという。ヒョウは体を乗り出すようにして観光客の足を引っかいたり、靴を触ったり噛んだりした。しかし、車が動き出すと、ヒョウはエンジン音に驚いて、車から離れていった。 大型ネコ科動物の専門家でナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーでもあるクレイグ・パッカー氏は、この動画を見て、「ヒョウが近づいてきたとき、トラッカーはすぐにエンジンをかけるべきでした。