共同記者会見を終え、握手するプーチン首相(左)と麻生首相(12日午後8時33分、首相官邸で)=田中成浩撮影 麻生首相は12日夕、首相官邸でロシアのプーチン首相と会談した。 懸案の北方領土問題では、4島の帰属問題の最終的解決を図る必要性で一致し、双方が受け入れ可能な方策を模索する作業を加速することを確認した。 プーチン首相は7月の主要国首脳会議(サミット)の際に予定される麻生首相とメドベージェフ大統領の会談で、事態打開に向けた「あらゆるオプション(選択肢)」が協議されるとの認識を示した。 会談では北方領土問題について、〈1〉平和条約がないことが日露関係の進展に支障を来している〈2〉4島の帰属問題の最終的解決を図る必要がある〈3〉我々の世代で解決するため、諸合意文書に基づき、双方に受け入れ可能な方策を模索する作業を加速する――ことなどを確認した。 会談後の共同記者会見で、麻生首相は「プーチン首