3日、男性救出劇の舞台となったザンクト・ペーター・オルディングの海岸をインターネットに映し出したウェブカメラの映像=AP 【ベルリン=金井和之】ドイツで凍った海の上をさまよっていた男性が、浜辺に設置されたお天気カメラをインターネットで見ていた女性に発見され、無事救出された。女性がいた場所は、現場から400キロ以上も離れていた。 地元紙などによると、40代の男性は1月下旬、ドイツ北部の北海に面したザンクト・ペーター・オルディングで夕日を撮影しようと、凍り付いた海に出た。ところが、氷と雪ばかりで方向感覚を失ってしまった。 ちょうどその頃、ドイツ中西部のベスターバルトにいた女性は夕日を眺めようと、男性が遭難した浜辺に設置された天気カメラをインターネットで見ていた。画面の中に点滅するライトの光を見つけて不審に思い、警察に連絡。男性は無事に救助された。男性が懐中電灯を持っていたことが、奇跡の救