いずれにせよ、桃白白は柱に乗り、その上に立って飛んでいった。さぞかし快適な空の旅……という気もするが、そうともいえない。厳密にいえば、桃白白は「柱に乗っていない」のだ。 前述のとおり、柱はマッハ13で発射され、楕円軌道を描いて飛んでいる。これに乗って飛ぶということは、実際には飛び乗っただけでなく、柱にガシッとしがみついて、速度を同じにしたと見られるが、いずれにしても現在は柱と同じ軌道を描いている。 このように、重力のみを受けて同じ軌道を描く場合、桃白白と柱のあいだに、力はまったく働かない。桃白白は柱の上に立っているように見えるが、足の裏が柱に触れているだけ。それが離れても、桃白白の運動に何ら影響はない。 結局、柱があろうとなかろうと、桃白白は飛んでいく。 (続きはソースでご確認下さい) 引用https://news.yahoo.co.jp/byline/yanagitarikao/2021