(CNN) ガラスの容器と液体、チューブが組み合わされた奇妙な物体がいつの日か、「自然光」の概念に全く新しい意味合いを付け加えることになるかもしれない。 この新しい「バイオライト(生物の光)」という概念は、オランダのエレクトロニクス企業フィリップスによって生み出されたもので、ホタルなど発光する生物と同様の方法で光を作り出す。 生物発光という現象は、発光酵素とルシフェリンと呼ばれる物質が化学的に反応することで引き起こされる。鉄枠で固定されたガラスジャーの集合体の中には、メタンガスを食べると緑色に輝く発光バクテリアが入っており、ガラスジャーはシリコンチューブで住宅の廃棄物処理槽とつながっている。 バイオライトは、家庭におけるサステナビリティー(持続可能性)を目指す「統合された循環システム」の一部として設計された。 フィリップスは、こうした生物学的な技法を駆使することで、家庭でのエネルギー消費が