世界でもっとも広く使われている絶滅危惧種データベース、IUCNレッドリストは、多数の種の絶滅リスクを過小評価している可能性があると結論づける、新たな研究が発表された。この研究の対象とされた586種の鳥類のうち、210種は現在のレッドリストでの評価よりも絶滅の危険度の高いカテゴリーに相当すると判明した。IUCNレッドリストの危急種(VU)、絶滅危惧種(EN)、絶滅寸前種(CR)のいずれかに相当しながら、現在は絶滅の心配がないとされている種は、189種にのぼった。 世界でもっとも広く使われている絶滅危惧種データベース、国際自然保護連合(IUCN)レッドリストは、生物種を絶滅リスクにしたがって分類している。しかし、このリストは多数の種の危機的状況を過小評価していると、新たな研究が結論づけた。 世界でもっとも生物多様性の高い6地域に分布する約200種の森林性の鳥類は、切迫した絶滅の危機に瀕していな