ブラジルで発見された1億1500万年前の鳥類の化石(2015年6月1日提供)。(c)AFP/NATURE / ISMAR CARVALHO 【6月3日 AFP】1億1500万年前に生息していた、2本の矢に似た二股の尾を持つ、歯のある小型の鳥の化石を発見したとの研究報告が2日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された。鳥類の進化に関する知識の隙間を埋める発見だという。 ブラジル北東部で発掘された、極めて保存状態の良いこの立体標本は、超大陸ゴンドワナ(Gondwana)からこれまでに発見された鳥類化石としては最古のものだ。現在の南半球にある大陸や島は、超大陸ゴンドワナが分裂して形成された。現在の鳥類にはみられないこの風変わりな構造の尾を持つ鳥の、地球史のこの時代の生息地としては、これまで中国しか知られていなかった。中国は超大陸ゴンドワナ
(CNN) 森の中にすむゴリラほどの大きさのキツネザルや小型のピグミーカバ、角の生えたワニ、ニワトリより180倍も大きい卵を産む巨鳥「エピオルニス」――。アフリカ東部マダガスカル島の水中洞窟の探検で、5000年ほど前に生息していた固有種の化石が大量に見つかった。 大量の化石が埋まっている場所は、米マサチューセッツ大学などの国際チームがマダガスカル島の国立公園内にある3つの水中洞窟の探検で発見した。この場所は「マダガスカル最大の水中墓地」と呼ばれており、同大の古生物学者ローリー・ゴドフリー氏は「人口が増え始めたころの人類がもしマダガスカルを訪れていれば、今とは全く違った光景を目にしていたはず」と指摘する。 この地はオーストラリア人ダイバーのライアン・ダート氏が最初に発見してドミニカ共和国の専門家フィリップ・レーマン氏に連絡。ナショナルジオグラフィック協会や全米科学財団、マダガスカル国立公園の
モロッコで4億8000万年前の化石が発見された体長2メートルの古代生物「エーギロカシス・ベンムーラ(Aegirocassis benmoulae)」の想像図(2015年3月12日提供)。(c)AFP/MARIANNE COLLINS/ARTOFFACT/Yale University 【3月12日 AFP】(写真追加)モロッコで発見された4億8000万年前の化石は、現代のロブスター、ゴキブリ、タランチュラなどの仲間で、頭部にあるとげに覆われた突起を使って餌を捕らえる「海の怪物」だったとの研究論文が11日、英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。 米エール大学(Yale University)と英オックスフォード大学(Oxford University)の共同研究チームが発表した論文によると、体長2メートルのこの生物は、とげに覆われた複数の付属肢をフィルターのように使い、海水から餌を
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スピノサウルス・エジプティアクス(Spinosaurus aegyptiacus)について解説した図。(c)AFP 【9月12日 AFP】肉食恐竜ティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex、T・レックス)より大きく、サメとともに泳ぎ、それらを捕食していた恐竜がかつて存在していた──? 史上最大の肉食恐竜として知られる「スピノサウルス・エジプティアクス(Spinosaurus aegyptiacus)」が、陸上生活と水中生活の両方に適応していたことを示す最初の証拠を提示した研究論文が、11日の米科学誌サイエンス(Science)に掲載された。 9500万年前に生息していた、カモとワニを掛け合わせたような姿のこの巨大生物は、川の水をかきわけて進み、古代のサメ、ノコギリエイ、ハイギョなどを捕食していたと想像される。 スピノサウルスは推定体重20トンで、背中に船の「帆」に似た大
米カリフォルニア(California)州ロサンゼルス(Los Angeles)の自然史博物館(Natural History Museum)が提供の「チャンギュラプトル・ヤンギ(Changyuraptor yangi)」の想像図(2014年7月11日提供)。(c)AFP/DINOSAUR INSTITUTE OF THE NATURAL HISTORY MUSEUM OF LOS ANGELES COUNTY/S. ABRAMOWICZ 【7月16日 AFP】中国で発掘された、羽根のある翼のような付属肢を4本持つ奇妙な恐竜の化石が、鳥類の起源に関する新たな手掛かりをもたらす可能性があるとの研究論文が、15日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された。 中国・遼寧(Liaoning)省にある発掘現場から見つかったこの驚くほど保存状態
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