東京オリンピックを2年後に控え、都心部は新たな施設の建設ラッシュが続いています。しかし現在、日本各地の公共施設に危機が迫っていることをご存知でしょうか。 IBMが運営するWebメディアMugendai(無限大)では、「公共インフラの老朽化」というテーマが取り上げられていました。このままでは破綻しかねない、国内の公共施設が抱える問題とは。 高度経済成長期に整った国内インフラ。老朽化対策には450兆円が必要インタビューに登場していたのは、国内の公共施設の危機を指摘した『朽ちるインフラ』の著者である、東洋大学大学院の根本祐二教授。 普段われわれが何気なく利用している道路や橋、上下水道、建築物などは、多くが1950~70年代にかけて建設されました。戦後から高度成長期という一時期に集中して建設されたために、50~60年を経た今、老朽化も一斉に起きています。 実際に、例えば下水道管の損傷が原因の道路の