あなたはもう結末を知っている。しかし、その発端は知らない。まして、その裏話となれば知りようもない――2010年に起こったLibrahack事件を題材としたフィクション小説がアイティメディアから発売。 アイティメディアは10月25日、『ITエンジニア小説 鼠と竜のゲーム 高村ミスズ女史の事件簿』(リーベルG著)を電子書籍で配信開始した。主要な電子書店で配信しており、価格は500円。 同作は、2010年3月に起きた「岡崎市立中央図書館事件」(別名Librahack事件)をモデルとしたフィクション。蔵書検索システムの使い勝手に不満足のユーザーが、自作プログラムで蔵書検索システムに高頻度のリクエストを故意に送りつけたとして偽計業務妨害容疑で逮捕され、起訴猶予処分となった事件だ。作品内には産業技術総合研究所情報セキュリティセンターの高木浩光氏をモデルとした人物も登場している。 著者のリーベルG氏は2