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社会に関するtamai0911のブックマーク (12)

  • 『七人の侍』の組織論 - 内田樹の研究室

    どういうタイプの共同体が歴史の風雪に耐えて生き延びることができるか。 これはなかなか興味深い問いである。 前に、住宅についてのシンポジウムの席で、「コレクティブ・ハウス」を実践している人から質問があった。 その人は20世帯くらいで住まいをシェアしている。子どものいる若い夫婦同士はお互いに育児を支援し合って、とても助かるのだが、高齢者の夫婦などはいずれこちらが介護せねばならず、若い人たちは「他人に介護してもらうためにコレクティブハウスに参加したのではないか・・・」という猜疑のまなざしで老人たちを見つめている、という話をうかがった。 どうすればこの共同体を継続できるのでしょうというお訊ねだったので、「残念ながら、そういう共同体は継続できません」とお答えした。 あらゆる共同体では「オーバーアチーブする人」と「アンダーアチーブする人」がいる。 必ずいる。 全員が標準的なアチーブメントをする集団など

  • BrainHackers - Naotaka Fujii

    メディアコミュニケーションについて考えてみた。 そのコアは、どうやったら複雑な物事を正しく伝えられるのかという疑問。もし伝えたいコンテンツが100X100のルービックキューブ程度の複雑さを持っているとしても、ヒトに伝える時には通常2X2程度まで簡略化することが要求される。実際色々な問題について考えてみると、他人の問題に関しては簡単に次元を減らして単純化できる。他人の問題は原因も明確で、解決方法も明確。悩む事自体が馬鹿げているように思える。でも、自分のこととなったら何一つ単純化できない。客観的にみて気にする必要のない他人の一言や振る舞いが、つまり切り捨てても差し支えない次元が、いつまでも僕たちを縛り付けているから。そういう社会との繫がりが僕たちの脳を縛り付けている。 表に出て何かを言うって言う事は、そういう難しさを孕んでいる。オトナが何も言えなくなるっていうのはそういう事だ。逆に自由に色々な

    tamai0911
    tamai0911 2010/11/06
    人前で自分の言葉で何かを伝えるという事は本当に難しい。その難 しさに直面したヒトが、泣きながら不完全な回答を晒すのがメディアなのだ。だから、メディア上の情報は本当は血まみれなのだ。
  • 思考停止と疾病利得 - 内田樹の研究室

    政治向きのことをブログに書くと、しばらく接続が困難になるということが続いている。 べつにサイバー攻撃とかそういうカラフルな事態ではなく、一時的にアクセスが増えて、「渋滞」しちゃうのである。 それだけ多くの人が政治についてのマスメディアの報道に対してつよい不信感をもっており、ミドルメディアに流布している現状分析や提言に注目していることの徴候だろうと私は思う。 今回の普天間基地問題をめぐる一連の報道によって、私は日のマスメディアとそこを職場とする知識人たちはその信頼性を深く損なったと思っている。 新聞もテレビも、論説委員も評論家も、「複雑な問題を単純化する」「日の制度的危機を個人の無能という属人的原因で説明する」という常同的な作業にほぼ例外なしに励んでいた。 ほとんどのメディア知識人が「同じこと」を言っているのだから、「他の人と同じことを言っていても悪目立ちはしないだろう」という思考停止が

    tamai0911
    tamai0911 2010/06/02
    散文的な言い方を許してもらえば、自己欺瞞が有用なのは自分を偽ることによって得られる「疾病利得」が、適切な自己認識のもたらす自己嫌悪の「損失」を上回る限りにおいてである。 疾病利得は「自分が詐病者である
  • ソフトバンクの「光の道」論に全面反論する(下):佐々木俊尚 ジャーナリストの視点

    (上)から続く。 国民生活に直結したサービスの不在が普及を妨げている いずれにせよブロードバンドの「普及」が進まなければ、いくら「基盤」をつくっても意味はない。ではなぜ普及が進まないのか。 「価格が高いから」という理由もあるかもしれない。それがすべてならソフトバンクのいう「価格をメタルと同じ1400円にまで下げれば普及する」というシナリオは成り立つだろう。しかし理由はそれだけではない。情報通信白書は今年度版の編集が進んでいるが、その中でインターネット未利用者に「なぜ(固定回線の)インターネットを使わないのか」というアンケート結果が出ている。「通信料金が高い」と答えた人は38%いたが2位にとどまっており、1位は「パソコンを所有していない、パソコンの価格が高い」の55%だった。続いて「自宅外や携帯電話の利用で十分」33%、「きっと使いこなせない」30%、「個人情報の流出や不正利用などが不安」2

    ソフトバンクの「光の道」論に全面反論する(下):佐々木俊尚 ジャーナリストの視点
  • 労働について - 内田樹の研究室

    月曜の「キャリア教育」の一こまと、専攻ゼミで「働くとはどういうことか」についてお話する。 月曜の方は大教室で180人の学生さんを相手にマイクで講義という、ふだんしないことをする。 お相手は2,3年生。 就活についてはまだ不安だけという学年だけれど、バイトの経験はあるし、キャリアパスのための資格や免状のための科目はすでに履修しているし、セカンドスクールにも通っているものもいるから、「働く」ことについて漠然とした先入観は有している。 けれども、彼女たちの抱いている労働観は家庭教育とこれまでの学校教育の過程でずいぶん歪められている。 彼女たちは「ワーク」を「競争」のスキームでとらえている。 閉じられた同学齢集団内部で相対的な優劣を競うことが「ワークする」ことだと思い込んでいる。 そう教えられて二十歳近くまでやってきた彼女たちには、社会に出てから後は「ワークする」ことの意味が違ってくるという消息が

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    tamai0911 2010/04/30
    働く人が、誰に、何を、「贈り物」として差し出すのか。それを彼に代わって決めることのできる人はどこにもいない。贈り物とはそういうものである。誰にも決められないことを自分が決める。その代替不能性が「労働す
  • 2010年4月25日(日) | 星野智幸  言ってしまえばよかったのに日記

    カナダ・マギル大学で日文学を勉強している学生から、twitterで次のような質問を受けました。 星野さん、十年前のインタビューでは「でも現在の言葉では信用が崩壊寸前で、言葉以外の伝達の方法へと退行しようとし ている」と述べましたが、インターネット時代でも未だにそう思いますか? 併せて「現代世界に於いてのコミュニケーション危機や最後の吐息の意味について」も尋ねてきたので、ツイッター状では字数が少ないため、こちらで答えたいと思います。 まず、インターネット時代の現在でも、「コミュニケーションが言葉以外の伝達方法へと退行しようとしている」と思っています。例えば、ツイッターでは、140字に限られます。たくさん書きたければ、連投すればいいわけですが、140事前後の塊としてぶつ切りになります。すると、短ければ短いほどよいわけなので、自分の言いたいことを、できるだけ簡潔にコピー化しようという気持ちが働

    2010年4月25日(日) | 星野智幸  言ってしまえばよかったのに日記
    tamai0911
    tamai0911 2010/04/30
    、記号化が強まっていく社会の中では、このその場だけの単純化とレッテル貼りが、次第に標準となりつつあるように私は感じています。こうなると、自分の感情や意志を文章で表現しても、細かいことは切り捨てられてし
  • そんな苦労が出来ないバカヤロウな男ですごめんなさい : 404 Blog Not Found

    2008年06月12日14:00 カテゴリLove そんな苦労が出来ないバカヤロウな男ですごめんなさい やっと全部目を通したので、まずは[後でまた読む]ためにリンク。 対談ダイジェスト 西原理恵子さん×勝間和代さん 母の苦労を知れ:かあさんNEWS - 毎日jp(毎日新聞) 勝間 この話、すごく私たちが言いたいことだったんです。特に「こんな苦労が男にできるかバカヤロウ」というせりふが。 最強ワーキングマザー対談:西原理恵子×勝間和代 「女の人は働いたほうがいい」 「スカートは、はかない」 「日は子供に冷たい国」 「『手伝う』って言うな」 「ひどい会社から逃げよう」 「私立ならどこでもいい病」 「おばあちゃんは絶対必要」 「社員の未婚、社長さんも悩んでます」 「手に職、大事ですよね」 「日貧困にも冷たい」 「世界の貧困、何とかなるかも」 「勉強法、ドーパミンが出るように」 「もっともっ

    そんな苦労が出来ないバカヤロウな男ですごめんなさい : 404 Blog Not Found
  • 内田樹の研究室: うなぎくん、小説を救う

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    tamai0911 2009/09/30
    『メトロポリス』の世界を領する重苦しさと窒息感は、そこでは水平方向の空間移動の余地がなく、エレベーターによる垂直移動しか許されていないという空間的設定そのものから由来している。
  • 露天風呂から桜島 - 内田樹の研究室

    鹿児島での九州の高校の公民科の先生たちの集まりで講演。 鹿児島には梁川くんがいるので、90 年から後何度も訪れた。去年も鹿児島大学で講演して、黒豚をべて、美味しい泡盛を飲んだ。 今回は城山観光ホテルに投宿。宴会&露天風呂付きである。 講演がなければプチ・バカンス気分である。 あ、こういうことをフランス語の教師が書いてはいけないね。 「休暇」という意味の「バカンス」は通常複数形で用いられるから、あえて表記すれば petites vacances「プティット・ヴァカンス」で「プチ・バカンス」ではない。 フランス語の表記の間違いはたいへん多い。ほとんどすべての看板のフランス語は間違っていると言って過言ではないくらいだ。 家の近所に La Tour Blanc 「ラ・トゥール・ブラン」というレストランがある。 「白い塔」というつもりなのだろうが、tour は女性名詞であるから、これは La To

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    tamai0911 2009/08/10
    「高度情報化社会」というのは誤解している人が多いと思うが、「情報化」が進んだ社会のことではなく、「情報化」のプロセスが人目に触れなくなる社会のことである。人々は情報を並べたり、入れ替えたり、交換したり
  • 「モスキートは、たむろする若者たちを立ち去らせる簡単で、安全で、優しい方法です。」 - 【海難記】 Wrecked on the Sea

    私、餡子のためなら逆立ちだってしますよ。 こじらせている。 べたいと思ったらべたいのである。 ここが北カリフォルニアの片田舎であろうと、私があんみつがべたいと思えば、あんみつは今すぐ作ってべなくてはいけないものになる。いしん坊の思考は凄まじい。 子供が観ていたアニメで、赤ちゃんが空の…

    「モスキートは、たむろする若者たちを立ち去らせる簡単で、安全で、優しい方法です。」 - 【海難記】 Wrecked on the Sea
  • 「街的」の骨法 - 内田樹の研究室

    江さんが『ミシュランガイド 京都・大阪版』についてきびしいコメントを発している。 4月6日の140Bのブログに江さんはこう書いている。 ミシュランの記者会見があるので行ってきた。 このことはすでにテレビや新聞で「ミシュランガイド京都・大阪版発行へ」というふうに報道されているのだけれど、実はとある週刊誌の取材だったのだが、このところ京都・大阪の街場で、ミシュランの覆面調査員の「プレセレクション」が終わり、すでに「調査員だと名乗って追加調査」する「訪問調査」に入っているのだ。 その際のやり取りで、「取材拒否」が多く、それは「これ以上新規のお客さんが来ると困るから」とか、「星の数が少なく載せられたら困るから」とかいろんな事情があるのだが、普段来ない顔の見えない訳のわからない人に格付けされることに対しての違和感だろう。 その底には、京都・大阪といった固有の、歴史と風土と人に裏打ちされたをとりまく

    tamai0911
    tamai0911 2009/04/17
    現に目の間に「あるもの」が存在し、たしかな特徴があり、魅力があり、それを指称する言葉として「これは・・・みたいである」という他のものと同類にくくりこむ言葉づかいが自制されるようなもの。 これは「これ」
  • 企業の社会的責任。 - カフェ・ヒラカワ店主軽薄:楽天ブログ

    2008.12.12 企業の社会的責任。 (14) カテゴリ:ヒラカワの日常 日より、ラジオデイズで待望の小田嶋隆さん登場です。 ☆劇薬注意!人気コラムニスト小田嶋隆が世相を斬る『グラフィカルトーク12月号』 収録に立会った俺は、ほとんど笑いっぱなしでありました。必聴です。 【全巻セット】→ http://www.radiodays.jp/item_set/show/93 2004年に俺は『反戦略的ビジネスのすすめ』というを書いた。 続いて『会社は株主のものではない』というペーパーバックに 岩井克人さんや、奥村宏さんらの末席に寄稿した。(実際にはインタビュー記事) その中でこんなことを言っていた。 ― すいぶん話がおおきくなってしまいましたけれど、インフラ的な面を考えても、地政学的な面を考えても、日はダウンサイジングしていったほうがいいのではないか、紆余曲折があっても必然的にダウンサ

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    tamai0911
    tamai0911 2009/01/15
    会社の利益なんていうのは、ある程度の規模の会社ならリストラをすれば出せるんです。でもリストラすることがいいことなのか。むしろ会社は利益なんか出さなくてもいいから、まずつぶさない。
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