「誰かに頼む」という選択肢 ――脱・母子間のワンパターン 2015年02月25日10:30 カテゴリコラム Tweet 最近の子どもを意識した病院では、待合コーナーでDVDを流していることが多い。ディズニー系の映画が小さな音でBGMのようにして流れているパターン。これ、助かるといえば助かるのだけれど、困ることがひとつある。診察が終わっても、子どもがなかなか帰ろうとしないのである。「もっと見る!」と動かない。 ■手に負えない時、諦めて、どうしたか? 診察が終わった人がくつろいで見る場所じゃないし、長い待ち時間と短い診察が終わってようやく帰れるっていうのに、もう、私の優しさもそれほど多くは残っていない。子どもの側も、楽しいことをした後じゃないから機嫌が悪い。 最初は穏やかにアプローチしても、最後には引きずるように外に連れ出す事態になることもある。 先日も、診察が終わってまた画面の前に座り込んで