弱視者向けに文字を大きくした「大活字本」の専門店「Viva神保町」が11月2日、本屋街として有名な千代田区神田神保町にオープンする。店を運営するNPO法人「大活字文化普及協会」によると、大活字本の専門店は全国で初めてという。 大活字本は、3ミリ程度の一般書籍の文字を5ミリ~1センチに拡大したものが多く、著作権者と出版社から許諾を得て製作される。さらに読みやすくするため、黒地の紙に白色の文字を印刷した「白黒反転版」や、へこんで読みづらい本の中央部分をリングでとじ、平らにして読みやすく工夫されたものもある。 需要に限りがあるため量産が難しく、1種類の本につき、多くても100~200冊しか印刷されず、1冊の値段は1000円以上と高価となる。取り扱う書店も非常に少ないため、個人購入はほとんどなく、図書館が購入するケースが多かった。 同法人は3年前に発足し、大活字本の普及推進活動のほか、シンポジウム