「富士」・「はやぶさ」廃止から2週間が経った。 最後の日とその前日はテレビニュースでかなり大々的に取り上げられていた。「たくさんの見物客が詰めかけて」とか「旅情がある列車」とか「廃止が惜しまれる」とか、送り手にも受け手にも分かり易い切り口がたくさんあったからだろう。 僕も何度か乗ったことはあるし、幼少期に憧れた列車だし、その歴史的文脈も理解しているし、だから寂しさは感じるんだけど、ここ数ヶ月のフィーバーぶりにはかなり違和感を抱いていた。 一言で語るなら、「そんなに大切な列車なら、なんでみんな乗れへんねん」ということだ。 ブルートレイン、なんとかできないのか……という気持ちは少なからずマニアなら持っている。 九州方面なら需要はあるはず、「カシオペア」みたいに高級化路線なら客は取れたはず、JR海と西がやる気になれば何とかなったはず、国鉄民営化の時に分割していなければこんなことにはならなかったは
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