逃げた入所者、フリースクールに戻す 福知山署が05年2008年10月4日12時50分印刷ソーシャルブックマーク 不登校や引きこもりの人が入所していた「丹波ナチュラルスクール」(京都府京丹波町)での傷害・監禁容疑事件で、京都府警福知山署が05年秋、施設を逃げ出した10代の男性を保護したものの、間もなく施設に引き渡していたことがわかった。早期の実態解明の機会を逃した可能性があるが、同署の宮川和生副署長は当時どのような調べをしたのか明らかにせず、「現在、事実関係を調査している」と述べるにとどまった。 府警によると、男性は05年10月に施設を逃げ出し、京都府福知山市内の現金自動出入機(ATM)コーナーに潜んで寝ていたところ、警報が作動して駆けつけた福知山署員に保護された。 家族によると、その後に「息子さんが施設が怖いとおびえている。家に帰りたがっている」と同署から電話があったが、同年7月に入所した