次期衆院選の宮崎1区からの不出馬を表明した同区自民党現職の中山成彬前国土交通相(65)が8日、高速道路の建設陳情で上京していた東国原英夫宮崎県知事(51)に直接「出てもらわんと困る」と後継出馬の逆陳情パフォーマンスをした。中山氏は失言3連発での国交相辞任も含めて、自作の筋書き通りに進行していることを強調し「知事に伝わった」と満足顔。一方の東国原氏は「非常に唐突。違和感を覚えた」と完全無視状態で、中山氏の勇み足だけが目立った。 失言が原因で国交相を辞任し、次期衆院選の不出馬を決めた中山氏が突然「自作自演のシナリオが進行中でございます」と切り出した。民主党政権では国政が傾くとの持論を展開したあと「シナリオの第1ステージ、第2ステージとあるんだが、東国原知事にどうしても出てもらわんと困る」と約3メートル離れて座る東国原氏に直接、後継候補のラブコールをした。熱を持って語る中山氏とは逆に場内の空気は