「講義ノート屋」氷河期 京阪神の大学で「閉店」続出2008年10月4日19時12分印刷ソーシャルブックマーク 立命館大前で講義ノートを売っている店。学生がたくさん入店していた=京都市北区、小玉重隆撮影 きちんと大学の講義に出た人のノートを1、2万円で買い取り、その写しを1部数百円で売る。こんな学生相手の「講義ノート屋」に逆風が吹いている。学生の「まじめ化」やノートの質の低下が原因だ。大学の視線も厳しくなり、一部の繁盛店をのぞき、次々と倒れている。 約1万8千人が通う立命館大衣笠キャンパス(京都市北区)。東門から約30メートルの建物の1階に人気の講義ノート屋がある。学生がカウンターで講義名を告げると、店員が奥に取りにいく。夏の前期試験直前には、約40人が入店待ちの列をつくった。 試験シーズン恒例の風景だが、今年はちょっとした「事件」が起きた。黙認してきた大学が試験に合わせ、利用自粛を求める教