6億3300万円で落札された和歌山県有地=同県岩出市高塚、県提供 和歌山県がインターネットの「ヤフー・オークション」で競売していた同県岩出市高塚の県有地(1万44平方メートル)が27日、6億3300万円で落札された。ヤフーによると、税滞納者からの差し押さえ品や遊休財産などを自治体が売り出す「官公庁オークション」がスタートした04年以降、最高額での落札。県管財課は「経済情勢が悪化して税収も落ち込む中、高額で売れてうれしいの一言」と喜んでいる。 管財課によると、この土地は県立那賀高校が農業実習用に使っていた土地。89年に同校の農業科が廃止された後は20年近く使途が決まらず、塩漬け状態になっていた。 しかし、県北部を東西に走る国道24号に近接し、周辺には県の出先機関、警察署など多くの公共施設がある好条件の立地。予定価格5億4900万円で同オークションに出品し、20日に入札をスタートした結果