Powell's Books の日本語書籍コーナーで、江原由美子・金井淑子編『フェミニズム』を見つけた。この書店には、多分日本人の学生が帰国時に残して行ったと思われる日本語の古本がわりとある。 ぱっと目次を眺めてみたところ、鄭暎惠さんの「フェミニズムの中のレイシズム」の章があったので、ほとんどそれだけ目当てに買ってきた。で、目次の次に掲載されていたのが下の図。 下の「(注)」を読む限り、なんだか作図上の都合でやむをえず、たまたま欧米(の白人、異性愛女性によるフェミニズム)が中心になってしまいました、みたいな説明になってるけど、どこからどう見ても「欧米=中心/マイノリティ・アジア(日本)=周縁という図式」そのもの。いっそ「残念ながら現時点ではフェミニズム研究は欧米中心主義的である」とか認めてしまった方がいいような気もするんだけど。 てゆーかさ、欧米のフェミニズムについては単純化されているとは