気象庁が「関東地方で震度5弱程度の揺れがある」とする誤った緊急地震速報を発表した問題で、同庁は25日、地震計のソフトウエアの改修を依頼した明星電気(群馬県伊勢崎市)が、依頼したものとは別のソフトウエアに無断で変更を加えた上、変更内容も誤ったことが原因だったと発表した。 同様の変更は計4台に加えられており、25日夕に改善されるまで、いずれも誤った緊急地震速報を流す可能性があったという。 誤った変更が加えられていたのは、今回の誤報の元となった千葉県南房総市に設置された地震計のほか、千葉市の千葉測候所、兵庫県加西市観測点、大阪管区気象台の地震計。地震の情報を東京と大阪の処理システムに同時に送れるようにするため、気象庁が全国237台の地震計のソフトウエアの改修を明星電気に依頼。同社は24日、手始めに4台に実施したが、依頼分の改修と同時に、地震の振幅のデータを処理するソフトウエアについても無断で