フランスのボルドー(Bordeaux)で撮影された、絶滅の危機に瀕しているウシガエル(2001年4月3日撮影)。(c)AFP 【4月29日 AFP】多数の動植物を絶滅から救えず「生物多様性」が失われることになった場合、新世代の抗生物質の開発が行き詰まり感染症やガンの治療の未来が閉ざされることになるとの専門家の報告が、23日に発表された。報告は「Sustaining Life(持続される命)」という本にまとめられ、まもなく出版される。 国連主催の「環境のためのビジネス会議」に出席した国連環境計画(United Nations Environment Programme、UNEP)のアヒム・シュタイナー(Achim Steiner)事務局長はこの日、「現在少なくとも1万6000種以上が絶滅の危機に瀕しており、生物多様性の損失は危険レベルに達している」との同著の主張を紹介。さらに、人類の健康が病