与党では、臨時国会冒頭での衆院解散について、「野党の準備が整っておらず、好機だ」(自民党幹部)などと歓迎ムードが広がっている。 前回2014年の衆院選で自公両党は圧勝し、現在、衆院で3分の2を超える321議席(自民286、公明35)となっている。来月の衆院選で3分の2を維持できるかどうかも焦点だ。 自民党の萩生田光一幹事長代行は17日、フジテレビの番組で、「当選時からすべての(議員の)首は総理総裁に預けられている。解散は総理の専権事項だ。いつそういう事態になっても受け止めなければならない」と述べ、選挙準備を急ぐ考えを強調した。 公明党の支持団体の創価学会は17日、都内で緊急の会議を開き、衆院選の支援態勢の構築を急ぐ方針を確認した。同党は19日、山口代表ら幹部が集まって緊急常任役員会を開く。