米アップルはプログラマーがツールやゲームなどのアプリを各主要製品向けに一挙に開発しやすくしたい考えだ。これにより、アプリ開発の促進と最終的な増収を目指す。 関係者によると、「マジパン」というコードネームで呼ばれるこのイニシアチブの最終目標は2021年をめどとして、デベロッパーがアプリを1回開発すれば、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」とタブレット「iPad(アイパッド)」、コンピューターの「Mac(マック)」のどの端末でも動作するようにすることだという。そうなれば新しいソフトウエア開発に弾みが付き、同社製品の実用性が高まる。 アプリに関係する多くの購入代金やサブスクリプション(定額制サービス)でアップルの取り分があるため、新たなアプリの登場は同社の収益機会になる。サービス部門を主要な成長分野と位置付ける同社は3月末に「アップル・ニュース」の新たな定額制サービスとオリジナルビデオ