KDDIの田中孝司社長は筆者のインタビューに応じ、同社の戦略や、来年以降の見通しを語った。一部媒体で「検討する」と報じられていたiPadについては明言を避け、「自分も使っていて興味はある」と述べ、関心を示すにとどまった。来年には、Androidも含めたタブレットにも注力していく方針だ。スマートフォンについては、iPhone 4S販売後もAndroidへの影響は少なく、「予想よりカニバリ(食い合い)していない」とした。おもな一問一答は次のとおり。 ――iPhone 4Sの販売を開始したが、iPadについてはどうか。 田中氏 自分も使っていて、興味はある。 ――他社に比べて、タブレットが少ない印象を受ける。 田中氏 来年はタブレットがくると思っているので、いろいろなものを考えている。ただ、いま足元の数字を見るとiPadが大半で、しかも多くはWi-Fi版。3Gを入れて何をするのかが重要。来期は3