前国家公安委員長の小此木八郎氏(56)は22日夜、横浜市長選での落選が決まり、政界を引退する意向を明らかにした。横浜市中区の事務所で記者団の取材に応じ、「もう選挙には立候補しない。どのような形で生まれたまち横浜に貢献できるかを考えたい」と述べた。 【記事まとめ】2021年 横浜市長選:特集 小此木氏はこの日、午後8時すぎに落選が報じられたことを受け、菅義偉首相(衆院神奈川2区)に携帯電話で「ありがとうございました」と、支援への感謝を伝えた。首相からは「ご苦労さま」とメールで連絡があったという。 小此木氏は大学を卒業後、父の故小此木彦三郎衆院議員の秘書を経て、1993年の衆院選で初当選し、自民党県連会長などを歴任。横浜市長選に出馬するため、7月に衆院議員を辞職していた。