◎ 真のエリートを養成する大学院らしい大学院の再構築 ◎ 【東工大・京大・早大などの試み】 ①「真のエリート 大学院で養成 東工大,5年制導入-『理系』の枠はまらず 議論「道場」・海外研修,少人数で-」 -『日本経済新聞』2011年11月28日朝刊15面「キャリアアップ」欄- この特集記事を紹介する。--日本の大学で「真のエリート」を育てる試みが始まった。東京工業大学が4月に立ち上げた「グローバルリーダー教育院」は,5年制で専門にとらわれない幅広いカリキュラムを組む。海外インターン研修などもとり入れ「世界に通用する人材」を政界,官界,企業に送りこむ狙いである。現在の大学院は前半の修士課程(2年)と後半の博士課程(3年)に分かれている。これに対し東工大の教育院は「5年制の一貫教育」というスタイルをとる。 日本の大学では学部から修士,博士と進むにつれて,より狭い専門分野を学ぶ。学者や技術