『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』――作品を重ねるに連れて徐々に観る人の幅や世代を広げ、いわゆる「国民的」な作家になりつつある細田守監督。 彼の作品には、常に<文学作品のモチーフ>や<文学に対する敬愛の念>が含まれていて、その中でも最新作『バケモノの子』では文学作品が大きな存在感を示しています。 今回は『バケモノの子』の劇中にチラッと登場する本を解析してみました。時系列順に並んでいます。 また、KAI-YOUさんに<本棚から見える『バケモノの子』の世界 細田守は文学で何を伝えたかったのか>というコラム記事を寄稿したので、そちらも合わせて読んでもらえると嬉しいです。 * * * 蓮 - 自宅本棚 白鯨 (上) (角川文庫) 作者: メルヴィル,富田彬 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2015/06/20 メディア: 文庫 この商品を含むブ