【ニューヨーク=田中光】米ワシントン発コロラド州デンバー行きのユナイテッド航空機で7日夜、「靴に火を付けようとした」として、男が機内にいた連邦保安官に取り押さえられた。複数の米メディアが伝えた。同機はデンバー空港に無事着陸したが、捜査当局によると、男はテロを企てたのではなく、トイレで喫煙しようとしていたとみられる。 米メディアによると、拘束された男はワシントンのカタール大使館に勤務する外交官とされる。当初はテロが疑われたため、戦闘機が出動するなど大騒ぎになったが、靴などから爆発物は見つからなかったという。同機には乗員・乗客合わせて163人が乗っていた。