6月8日の夜に起こったインターネットの障害。世界中の多くの人に影響が及びました。私自身はAmazonのECサイトで表示が崩れて、なにかブラウザのキャッシュファイルに問題が置きたのかぐらいに感じていました。そういった身近なトラブルの原因が知名度がそれほど高くなく、私も社名を知らなかったCDN(Content Delivery Network)企業 Fastlyの障害によるものというのは驚きでした。 CDNは知っていてもその代表的企業はAkamaiやCloudflareであり、Amazonなどのクラウド企業もサービスを提供している程度の知識だったからです。調べてみると、Akamaiがコンビニように身近な便利を提供するようにポイント オブ プレゼンス (POP) を多数持つのに対し、Fastlyは卸売会社や物流センターのような、数を絞った巨大POPを世界中の拠点に置き、そのぶんキャッシュヒット率