各社のミネラルウオーターのキャップ。中央のサントリーのものは、ほかに比べてやや大きい 品薄のミネラルウオーターの増産が、ペットボトル容器のキャップ不足で危うくなっている。大手のキャップ工場が東日本大震災で被災し、生産量が激減。キャップの色や形が飲料メーカー各社で違うことも、生産量が上がらない要因になっている。 ペットボトルのキャップメーカー大手、日本クラウンコルクは、主力2工場のうち茨城県石岡市の工場が被災した。大手メーカーの日本山村硝子も、主力2工場のうち宇都宮市の工場が被災。両工場とも、再開のめどは立っていない。業界関係者は、全国で通常時の4分の3の量しか生産できていないとみる。 キャップメーカー各社は、被災しなかった西日本の工場をフル稼働させ、飲料メーカーからの発注増に対応している。その足かせになるのが、キャップの形が飲料メーカー各社で微妙に違うことだ。 サントリーの主力商品
東京電力の福島第二原子力発電所で働く女性社員が、東電本社の幹部に、現場の状況を電子メールで伝えてきた。事故を起こした企業の社員であり、被災者でもある立場の苦しさもつづっている。両親の行方はわからないという。 メールを受けた幹部はかつて女性の上司として第二原発で働いていた。幹部からメール転送された東電関係者が、社員の名と所属を伏せて記者に見せた。関係者は「いまの状況で見せることが適切なのか迷ったが、社員の希望でもあり、現場の様子を知る参考にしてほしい」と話す。 メールの送信日時は23日正午過ぎ。送り主は46歳の事務職の女性社員だ。次のような内容でつづられている。 「1F(福島第一原発)、2F(第二原発)に働く所員の大半は地元の住民で、みんな被災者です。家を流された社員も大勢います。私自身、地震発生以来、緊急時対策本部に缶詰めになっています。個人的には、実家が(福島県)浪江町の海沿いにあ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く