連日のニュース報道を見るに付け、3月11日に発生した東日本大震災の影響が、発生より2週間以上経過した現在も、またまだ広がり続けていることを意識せざるを得ない。3月25日時点で死者はついに1万人を突破。まだ1万7000人以上の行方不明者がいる。さらに福島第一原子力発電所の事故も、これに追い打ちをかけ、現在でも深刻な状況が続いている。 当然のことながら、取材先でも、話題は東日本大震災、福島第一原発事故のことになる。震災当日の自らの体験やその後の生活、そして、なかには近親者が東北地方におり、その安否をいまだに心配する人もいる。そんな今だからこそ、日本を少しでも元気にしたいと願う人も多い。そのためにどんな活動を一人一人が行うべきか。考えて行動に移すことが、今の日本人にとって共通の課題にもなっていると言えよう。 この震災の体験は、日本に住み、生きる我々に、いくつかの変化をもたらすはずだ。いや、明らか