EUが5月25日、一般データ保護規則(GDPR)を施行した。GDPRは個人のプライバシーに関わる情報を収集する企業に対し、収集する内容の明示やユーザーに対し収集への同意を得ることを必須とするものだが、施行初日にさっそく米Googleと米Facebook、そしてFacebook傘下のInstagramおよびWhatsAppがGDPR違反として提訴される事態になっている(ITmedia、CNET Japan、TechCrunch)。 GDPRでは個人情報の収集が不要なサービスについては個人情報の収集に同意しなくても利用できるよう求めているが、GoogleやFacebookは「個人情報の収集に同意しない場合はサービスを利用できません」という対処を行っており、これがGDPRに違反するとされている。 GDPRではこれに違反する企業を消費者団体などの非営利団体が提訴することを認めている。GDPRに違反
2月14日、米フロリダ州の高校で銃乱射事件が発生、生徒14人を含む17人の死亡者が出る事態となった。これを受けて米トランプ大統領は2月22日、今月発生したフロリダ州パークランドの高校での銃乱射事件に関する会議の中で、銃乱射事件のような暴力的な事件が起きる背景にはインターネットやゲーム、映画があるとの見解を明らかにした(GIGAZINE、GameSpark)。 銃乱射事件への対応として、トランプ大統領は「銃購入時の身元調査を強化」「銃の購入可能年齢の引き上げ」「教師に銃を持たせる」といった発言もしているが、これにインターネット上のコンテンツや暴力的なゲーム・映画の規制が加えられた形となる。トランプ氏は2012年の別の銃乱射事件の際にも同様の発言をしており、同氏が一貫してこうした姿勢を貫いていることが伺える。 なお「暴力的なゲームをプレイすることで攻撃的になることはない」という研究結果は過去た
東京商工リサーチが発表した「上場企業の個人情報漏えい・紛失事故」調査によると、2012年から2016年の5年間で上場企業およびその子会社で発生した個人情報漏えい事件は、公表されているだけで424件、7545万人分だそうだ。7535万人という数字だけ見ると、日本の人口の半分を超えているという(東京商工リサーチ、ZDNet Japan)。 流出数が最も多かったのはベネッセの顧客情報流出事件で3504万件。続いてヤフー(2200万件)、三菱UFJフィナンシャルグループ(672万件)となっている。いっぽうで漏洩回数が多かった企業はNTTグループが最多で29回、続いて東京ガス(12回)、りそなホールディングス(10回)。原因として多かったのは紛失・誤廃棄で、続いて誤表示・誤送信、ウイルス感染や不正アクセスが続いている。
任天堂が、公道カートのレンタル事業を行っている株式会社マリカーに対し、不正競争行為および著作権侵害行為の差止等と損害賠償を求めて提訴を行った(ニュースリリース)。 「マリカー」は任天堂の人気ゲーム「マリオカート」の略称としても知られており、任天堂はこの社名が同社の権利を侵害していると主張。また、公道カートのレンタル時に任天堂が権利を持つ「マリオ」などのキャラクターのコスチュームを貸与していたことについても問題としている。 マリカーが報道機関向けに公開した声明文によると、同社は24日時点で訴状を受け取っていないが、不正競争行為や著作権侵害行為には該当しないと判断してサービスを提供してきたという。また、任天堂の担当者と数か月前に協議や情報交換を行い、サービスに理解を示す発言が得られたとも述べている。現在のところ、同社Webサイトはダウンしているようだが、TripAdvisorのレビューに写真が
中国製の「コピー商品」はたびたび問題となっているが、クラウドファンディングサイトで製品化に向けて資金を集めたプロジェクトを中国の工場がそのままコピーし、製品化して発売してしまうというトラブルが起きているそうだ(QUARTZ、FUZE)。 問題となったのは、2015年12月にKickstarterで資金募集を開始した、スマートフォンカバー一体型の折り畳み式自撮り棒「STIKBOX」。STIKBOXはiPhone 6/6 Plus/6s/6s PlusおよびGalaxy S6/S6 Edge用のカバーの背面に折り畳み式の自撮り棒を一体化させたもので、コンパクトに持ち運べ、すぐに使えるというのが特徴。米国や中国での特許も申請していた。3万3000英ポンドの目標額に対し、3万4,970英ポンドを集めてプロジェクト成立となったのだが、これが製品として出資者に送られる前に同じような製品が中国のネットシ
米国では音楽ストリーミングサービスにより音楽業界が上向きつつあるという。その中でも「Spotify」のような定額制音楽ストリーミングサービスの成長が著しい。WSJによると音楽サービスに占めるシェアは2014年は27%であったのに対し、2015年の割合は34%にまで上昇。収入も52%増の12億ドルであるという。一方で、音楽ストリーミングサービスの普及は別の問題を生み出しつつあるそうだ(VERGE、Slashdot)。 その問題とは、特定の楽曲が特定のサービスでしか聴けないというもの。各サービスは競争力を保つため、そのサービスでしか聴けない曲を増やそうとする。ミュージシャンも「Apple Music」にしか曲の配信を認めないという例も出てきている。聴きたい曲が複数のサービスに分かれていた場合、すべてのサービスに加入する必要が出てくる。聞き放題がウリの定額制音楽ストリーミングサービスが逆に音楽の
「マリオ」シリーズなどでおなじみの「コインを取る効果音」を、任天堂が音商標として出願しているそうだ(ITmedia)。 音商標は昨年4月1日より商標登録が可能になったもので、大幸薬品が正露丸のCMで使われているメロディを登録したことが以前話題になっていた。
auの販売代理店の元従業員が、顧客情報管理システムを悪用して顧客のメールを勝手に転送してのぞき見ていたとして私電磁的記録不正作出・供用の疑いで逮捕された(NHK、日経新聞、毎日新聞)。 auの情報管理システムには契約者の個人情報などが登録されているとのことで、これを利用して別の端末から携帯電話のメール転送設定を無断で行ったようだ。女性から警察に対し、転送先に知らない連絡先が登録されているという相談があって発覚したもの。 容疑者は「好みの女性のメールをのぞき見したかった」として容疑を認めているとのこと。また、容疑者のPCなどからは女性の写真6000枚が確認されているとのこと。さらに女性が使っていたネットサービスに対し不正ログインを行った可能性もあるという。
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