気分の高まるそう状態と気分の沈むうつ状態が交互に起きる「そううつ病」(双極性障害)。そうのサインを見落とし、うつ病と勘違いしてしまうと、適切な治療を受けられなくなる。専門家は双方の違いをきちんと認識し、治療することの重要性を訴えている。【水戸健一】 上機嫌だけれど、変に高笑いをするようになる。怒り出したら手がつけられなくなる一方で、ワンワンと泣き出す--。そううつ病を患う宇田川健さん(40)は、そうの苦しさを打ち明ける。大学1年の夏休みが終わったころに発症。病気との付き合いは約20年になる。 当初は、「死にたい」と気分の沈む状態がうつだと分かったものの、「突然、スーッと気持ちが高くなる状態」になっても、そうとは考えなかった。うつ病と診断されて通院。そうとうつを繰り返していたが、医師にそう状態を相談することはなかった。 自らを「尊敬されるべきだ」と思い込み、周りに命令口調になったり、罵詈(ば
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く