もう一度、あの子との時を、なにもかもをすべてをやり直そうとして、あの子がモーニング娘。になるために合宿に向かうASAYANを見た。合宿に向かうバスのなかで辻ちゃんと加護ちゃんは隣同士で座っていた。 例えば明日が、ハピサマの発売日だって、そうやって思い込んで、この2007年を2000年に仕立て上げてあの日が今日であるかのように自分に言い聞かせて、どこまでも狂いながら書き綴るための新しいページも作ったのに、どうしてもうまく狂う事ができない、なんでこんなにもきょうを手放したくないんだろう、それはきっと、もしも堪え難いこの悲しみと苦しみを捨ててしまったのなら辻ちゃんのあの笑顔もあの涙も見つめ合えたように思えたあの一瞬も辻ちゃんの喜びまでぜんぶ一緒に葬ってしまう事になるかもしれないと思ったからだ、僕は僕を辻ちゃんを偽れないし、騙し通すこともできない。あの子はまだとても小さくてほんとうに小さくて、合宿