台湾の最年少デジタル担当政務委員(大臣)であり、天才と名高い人物として知られる『オードリー・タン 自由への手紙』(オードリー・タン 語り、講談社)の著者は、「自由」には2種類あると考えているそうです。 まずひとつは「ネガティブ・フリーダム」。それは既存のルールや常識など、これまでとらわれていたことから解放され、自由になること。 つまりネガティブとはいっても否定的な意味ではなく、いわば「消極的な自由」。また、それは自由への第一歩でもあるといいます。 もうひとつの「ポジティブ・フリーダム」は、自分だけでなく他の人も解放し、自由にしてあげること。 みんなが自由になるにはどうすればいいのか、具体的なTo Doを考えること。自分の可能性を力に変え、その力を誰かのために役立てることであるわけです。 「本当に自由な人って、どんな人ですか?」と聞かれたなら、私は「ポジティブ・フリーダムを体現している人」と