警視庁は8日、東京五輪・パラリンピックに向け、サイバー攻撃の危険性や対策強化の重要性を訴える動画を作成し、動画投稿サイト「ユーチューブ」の公式チャンネルで公開した。東京・霞が関の警視庁本部では、出演した俳優の遠藤憲一に島根悟副総監から感謝状が贈呈された。 動画は「Counter Cyber Attack」のタイトルで約10分間のドラマが計3本。遠藤のほか、六角精児や新川優愛が警視庁公安部のサイバー攻撃対策センターの捜査員役として出演。標的型メールなどによるサイバー攻撃事件の捜査を通じ、被害を防ぐ方法を紹介する内容だ。 遠藤はあいさつで「3年連続で職務質問されています」と笑いを誘い、「知恵の犯罪に対して知恵の捜査という特殊で新しい分野。五輪に向け大成功するよう頑張ってください」とエールを送った。 動画は東京都内の警察署で流されるほか、重要インフラ事業者や五輪のスポンサー企業に配布する。