99.2%。 水産庁は4月13日、日本のクロマグロ漁について、現時点での漁獲状況を発表しました。 小型の“太平洋クロマグロ”は、資源管理のため年間の漁獲枠が決められています。冒頭の数字は、期間を2か月以上残した時点で、すでに上限いっぱいまで取ってしまったことを意味します。 大トロの寿司や刺身など、日本人が大好きなマグロですが、味や価格において最高級なのがクロマグロです。日本は世界の8割以上を消費しています。 しかし今、日本の沿岸の定置網では、網に入ったクロマグロをめぐり、大変な事態が起こっています。 (長崎放送局カメラマン 館岡篤志) 「クロマグロを逃がさなければならない」 そんな話を聞いたのは、去年12月。長崎県五島列島の定置網の漁師からでした。 江戸時代から250年以上、定置網漁が続いている五島市三井楽町。 これまでにない事態を取材するため漁に同行しました。 定置網が設置されている沖合
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