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  • 松本人志さんの罪についての考察と提案反社会学講座ブログ

    ●まつもtoジャニー こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 ジャニー喜多川さんは、いい人でした。多くの芸能人を育て、テレビ界に貢献した功労者であり、育てられた芸能人にとっては恩人です。 でも、ジャニーさんは犯罪者だったのです。 24時間、つねに犯罪者でいる人などいません。犯罪者としての顔は、個人が持つ多くの顔のうちのひとつにすぎないのです。犯罪をしてるとき以外は、何わぬ顔で暮らしてます。それはマジメな職業人の顔であったり、優しい父親・母親の顔だったり、情にあつい先輩の顔だったりします。 でも、そういう「いい人」が、犯罪者の顔も持ってたりするんです。 ジャニーズ問題から我々が学ばねばならないもっとも重要な教訓、それは、予断をもって犯罪告発の声を封じてはならない、ということです。 いい人は犯罪をするわけがない。社会的地位の高い人が犯罪者であるはずがない。無名の人間が犯罪を告発するのは売名

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    tanaka-2 2024/01/29
  • 続・エスカレーター片側空けの件反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。前回のブログ(エスカレーター片側空けの歴史を踏まえた提案)では、エスカレーターの片側空けをやめるべきであるとする意見を書きました。その後わかった追加情報などを補足しておきます。 片側空けの習慣がなかなかやめられないいちばんの理由は、それが合理的で効率がいいと思ってる人が多いからです。でも、片側空けが定着するまでの歴史とさまざまな人たちによる実証研究、メーカーの主張などを総合して検討すると、じつは片側空けは利用者全体の効率を下げている可能性が高いのです。みんなで両側に立って乗ったほうが、結果的に全員が早く移動できて社会全体の効率がよくなるし、事故も減って安全になります。 それと前回指摘したのは、急ぐ人のために片側を空けろというけど、真剣に急いでる人が実際どれだけいるんですか、って疑問。気で急ぐのなら、階段を駆けるはずで、エスカレーターを歩いてる人は、

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    tanaka-2 2023/03/24
  • 小山田さんの件反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。ネット上の迷探偵たちの華麗なる推理によると、私の正体はイジメに詳しい社会学者なのだそうです。だとしたら、やっぱり小山田圭吾さんのイジメ引責辞任の件について、私見を述べることを期待されてるんでしょうか。わかりました、述べましょう。でも、私の意見が気にわなかったとしても、その社会学者に文句つけるのはやめてくださいね。 すでに議論百出なので、いまさら後出しで私が何をいっても、さほど目新しい意見にはならないと思います。ネットでさまざまな人の意見を読んでみたところ、私の考えに一番近いのはカズレーザーさんでした。 カズレーザーさんの発言を簡単にまとめると、小山田さんは自分が関与したイジメについて過去に謝罪や反省をした様子がまったくない。だから蒸し返されて批判されても自業自得ではないか。 私は小山田さんとほぼ同年代です。彼の若き日の音楽活動もリアルタイムで知って

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    tanaka-2 2021/07/22
  • ジャズファン目線からの日野事件反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。しつこいようですが、日野さんの暴行事件について、ここ数日ずっと考えてました。情緒ウィルスに冒された人々が歪んだ論理をばらまくことを、私は許せないので。事件そのものも不愉快ですが、世間の反応がもっと気持ち悪い。なんとかこの得体のしれない気持ち悪さの正体を暴きたい。私は思考をあきらめません。 今回は、ジャズファンとしての目線から、事件質と世間の反応の気持ち悪さについて考えました。 題の前に、松人志さんがテレビで、体罰はむかしは当たり前だったのに、いまはなぜありえないのかわからないといったことにお答えします。松さんは誤解してますが、むかしもいまも体罰は違法です。むかしは順法意識が薄い人が多かったので、平気でルールを破っていたというだけのこと。 明治以降、日の法律で体罰が認められたことは一度もありません。法治国家では原則的にすべての暴力は違法とさ

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    tanaka-2 2017/09/07
  • ホラ吹きを擁護する人たちのゆがんだ論理反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。しばらくブログやツイッターを更新しなかったのですが、たいした理由はありません。愛人とダミーと海外旅行してただけです。 ホントは、私が原稿の締めきり日をまちがえてまして、あわてて原稿書いてたんですけどね。これがなんの原稿かは、近日中にお知らせできると思います。 世間ではいろいろありましたけど、やはり学歴詐称仲間(?)ということでショーンKさんについてひとことふたこと。 ショーンさん人についての私の評価は、単なるホラ吹き。それ以上でも以下でもない。私はそれよりも、彼を擁護する人たちの論理がものすごくゆがんていることを危惧してます。 ショーンさんと一緒に番組をやる予定だった市川さんがブログで、自分の卒業証書の画像はあとで公開します、みたいな皮肉を書いたら、バカにするなと苦情が来て、そのコメントを削除したそうです。 その程度の皮肉や茶目っ気もダメなの? 市

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    tanaka-2 2016/03/27
  • 何度でも言う。地域の絆と犯罪にはなんの関係もない反社会学講座ブログ

    こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 寝屋川の中学生殺人事件の容疑者逮捕を受けて、月曜以降、デタラメなコメントがテレビからあふれ出すと思うので、先制攻撃をしておきます。 さっそく、金曜夜の報道ステーションでやらかしてました。コメンテーターの藻谷さんは、かなりまともな人です。殺人事件の件数はずっと減少していて、いまはもっとも少ない時代だという事実をきちんと指摘してたところまでは、よし。 ただ、そのあと続けて、地域の絆が薄れているのではないか、犯罪を防ぐために、われわれはもっと地域の絆を大切にすべきだ、みたいなことをいうんです。 決定的に矛盾したことをいってるのに、ご自分で気づいてないのですね。むかしに比べて地域の絆が弱くなった。と同時に、犯罪はむかしより減っている。だとしたら、絆が弱まるほど犯罪は減るという結論になってしまいます。 報道関係者のみなさん、立ち読みでもけっこうです。私の『「

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    tanaka-2 2015/08/23
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