「アジャイル開発を組織で認めてもらうためにはどうしたら良いか?」という相談をいまだ受けることがある。日本におけるアジャイル開発は、マジョリティ層に到達している、というのが私の肌感だが、それは同時に先の悩みに直面する人達がまた増えるということでもある。 そういう方に向けては「そもそも事業やプロダクト開発をどうやるか?」からの「仮説検証」の前提性を説くと良い。仮説立てて、検証する、そもそもこうした活動が組織にとってどう判断されるか。 10年、5年前と違うのは、デジタル・トランスフォーメーションを良い意味で傘に着られることだ。DXを本気で進めようとする組織で「仮説検証」の不要論が持ち上がることはほぼ無い(もしそうなった場合は、DXの捉え違い問題が発生していることになる)。 「仮説検証」が事業活動に取り入れられていない場合、2つの種類の失敗が起きうる。「採用の失敗」と「却下の失敗」だ。前者は、勘と