今の10代にとって世界の崩壊はフィクションの世界でしょ? それより上の世代にはノストラダムスの大予言があったわけじゃん 世界滅亡の危機だったわけじゃん。 この世の賞味期限みたいな概念を、割と多くの人が共有してたんだよ。 20世紀の末で、世界は崩壊すると思ってたんだよ。 10代の子にとって、 東西冷戦も阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件さえも生前の話、 ノストラダムスや2001年問題や911テロの頃でも3〜4歳でしょ いまの10代の子が知ってる世界には滅亡する予定無い。 しかも彼らは、東日本大震災のせいで「崩壊してもなんとかやっていける」ことを覚えてしまった。 そんな子たちが世界滅亡「寸前」のストーリーに共感できるのかな。 滅亡したあとのストーリーの方が、彼らにとってはリアリティがあるんじゃないかな。