2015年5月8日のブックマーク (1件)

  • 『進みながら強くなる』思考と道徳について考える。 - HONZ

    文部科学省が道徳の教科化を決定したことで、喧々諤々の議論が巻き起こった事は記憶に新しい。マスコミなどで繰り返される道徳の教科化を巡る議論を聞いていると、賛成、反対派を問わず、どこか紋切り型な話が多い。 日社会の根幹にどのようなシステムが存在し、それが日社会の道徳形成にどう影響したかという、もっとも重要な思考的考察がこれらの議論には抜け落ちているのではないか。仏文学者の鹿島茂が著した書は、そんな疑問に大きなヒントを与えてくれる。 書は家族人類学者のエマニュエル・トッドの考えを根底に、家族形態の違いこそが人の思考を規定する、という観点で物事が考察されている。 ではエマニュエル・トッドが考える家族形態の類型とは、どのようなものなのであるろうか。まず、アメリカ、イギリス、フランスといった国々を「核家族」形態とし、日韓国ドイツ、スウェーデンなどの国を「直系家族」形態と分類している。さら

    『進みながら強くなる』思考と道徳について考える。 - HONZ