東京大学本郷キャンパス(東京都文京区)で、研究棟9階の窓ガラスが割られ、ロッカーの金庫から現金11万円が盗まれていたことが24日、警視庁本富士署への取材で分かった。同署は犯人が壁をよじ登って棟内に侵入し、現金を盗んだとみて捜査している。 同署によると、薬学系総合研究棟9階の窓が外部から割られ、ロッカーに保管してあった手提げ金庫の鍵が工具でこじ開けられており、現金11万円が盗まれていた。 4、5階の窓もそれぞれ外部から割られ、4階の研究室の机からは小銭が盗まれていたほか、5、6階にも物色された形跡があったという。 同署によると、22日正午ごろ、出勤してきた大学職員が金庫の現金が盗まれているのに気づき110番通報した。前日午後11時ごろから22日午前9時ごろまで棟内は無人だったという。 文京区や目黒区にある東大の施設では2月中に現金やノートパソコンが盗まれる事件が3件起きており、同署では関連を